県立桑名高等学校同窓会奨学財団

財団について

県立桑名高等学校同窓会奨学財団について

 桑名高等学校は今年度創立111年の伝統を有しておりますが、歴史と伝統だけでなく、桑高の教育目標である「桑名から 強くはばたく 人づくり」に従い、国内外を問わず多方面・多分野で活躍しています。また、卒業生のみならず、現役生も有名国公立・私立大学への入学、看護師としての入職やインターハイでの上位入賞を果たしております。
 ところで、小生は、遡ること3年前に桑名高等学校同窓会会長を拝命し、早速、活性化特別委員会を立ち上げ、同会会則にある「会員相互の親睦を図り、母校の発展に寄与することを目的」の達成のため諸事業の計画・実施に邁進してきたところであります。
 また、この委員会では、桑高創立110周年記念事業の一環として、小生も若かりし日に恩恵を享受した奨学基金制度の設立に向け尽力してきたところではありますが、新型コロナウィルスのまん延により、昨年3月の企画委員会において各記念事業を含めて110周年記念同窓会の中止を決定とした次第であり、非常に残念に思っておりました。
 このような経緯にあるなか、折しも昨年10月に、小生の中学、高校の同窓生から、生活に困っている桑高の在校生に奨学金を給付したいとのことから、3,000万円という巨額の寄付申し出を受けました。特に昨今、新型コロナウィルスの影響で、生活困窮家庭が増えているとのこと、そのような環境に置かれ、就学もままならない生徒がいるなら、救ってあげたい、とのことでありました。なお、この巨額の寄付をされた同窓生は、匿名を希望されていることから、そのお名前を明かせないこと、お許し下さい。
 この申し出を受けて奨学財団設立のための検討委員会を立ち上げ、昨年12月開催の桑高同窓会幹事総会に於いて同窓会会員の了承を得て、奨学財団を設立することといたしました。
 この篤志家の想いをこの財団の定款に反映することで、そのご意思を尊重・承継するとともに、昨年来、同窓会奨学財団を有する「愛知県立西尾高等学校」を訪ね意見交換させて頂きつつ、度々桑名高等学校の校長先生、教頭先生などとの意見交換を通じて給付の在り方等に関してご意向を伺ってきました。
 以上、各方面のご意向を踏まえて、奨学財団設立時の評議員、理事、監事を交えた懇談会を開催し、当面は、短期的な視点に立脚し、コロナ禍で家計が困窮していることを理由に学習意欲がありながら就学が困難な生徒を対象に返済不要の奨学金を給付することで、全会一致での賛同を得たうえで、同財団の設立を令和3年4月5日に果たしている次第であり、一日も早い奨学金の給付に向けた準備を進めているところであります。
 当面のコロナ禍の下では、家計困窮の生徒を対象とした奨学金を給付するものの、篤志家からの寄付では、多額であるが、何れ消費し尽されることは、明らかであります。そこで、当財団としましては、コロナ後を見据えた長期的視点に立脚し、公益目的の事業の永続的な推進を通じて母校を主体とした社会貢献を実現するとした奨学金給付事業の推進の為の更なる寄付を募りたいと考えております。

令和 3年10月
一般財団法人県立桑名高等学校同窓会奨学財団
設立時理事長 伊藤 隆彦

 

就任あいさつ

 このたび(一財)県立桑名高等学校同窓会奨学財団設立時の理事長としてご尽力されました 伊藤隆彦氏が志半ばで退任されることになり、 不肖 私がその任を継ぐことになりました。 今後 前理事長のご意向などを充分に踏まえ、財団の定款に従って、微力ながら業務を執行して参りたいと存じます。どうぞこれまで同様 ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

令和6年4月

一般財団法人県立桑名高等学校同窓会奨学財団
理事長 加藤 正一

県立桑名高等学校同窓会奨学財団の設立の経緯について

一般財団法人県立桑名高等学校同窓会奨学財団
設立者 伊藤 隆彦

 昨年の暮れに、小生の中学、高校の同窓生から、生活に困っている桑高の在校生に奨学金 を給付したいとのことから、3,000万円という巨額の寄付を受け、奨学財団を設立することとした。特に昨今、新型コロナウィルスの影響で、生活困窮家庭が増えているとのこと、この様な家庭に属して、通学もままならない生徒がいるなら救ってあげたい、とのことであった。

  一般財団法人 県立桑名高等学校同窓会奨学財団定款 (目 的) 第 3条 この法人は、三重県立桑名高等学校の在校生及び卒業生で、学習意欲がありながら、経済的な理由により就学が困難である生徒に対し、勉学に必要な資金の一部を給付 (返済不要)し 、安心して勉学に励めるよう奨学金給付事業を行い、もって青少年の健全な育成に寄与することを目的とする。

 この巨額の寄付をされた、同窓生は、匿名を希望されていることから、そのお名前を明かせないこと、お許しください。
奨学財団の設立にあたっては「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」などの法に従い、法務局の認証、定款の策定、役員の選任など、が必要となる。本奨学財団は、その名称を「一般財団法人 県立桑名高等学校同窓会奨学財団」と定め、令和3年3月29日に三重県津地方法務局の認証を受けることが出来た。 併せて、財団の定款も作成し、同法務局の認証も得た。 本財団は、9名の評議員、7名の理事、2名の監事を同窓会役員から選任した。 又、奨学財団の奨学金給付対象者を選考する、選考委員会を設け、桑名高等学校の校長先生、教頭先生 3名 、事務長 1名の合計5名の先生方に選考委員になって頂くことに同意を頂いた。
 桑高生を奨学金の支給対象とするなら、桑高の先生方のご意見を尊重せねば、との思いで、 昨年来、度々校長先生、教頭先生などと意見交換をさせて頂いた。又、同窓会奨学財団を有する「愛知県立西尾高等学校」を訪ね、意見交換もしてきた。当面は、コロナ禍で、家計が困窮していることを理由に、三重県教育委員会から、返済不要の奨学給付金の支給を受けている生徒を当奨学財団の給付対象とするため、財団で奨学生を選考する必要はない。 (令和 2年度の桑高生徒の給付対象は卒業生も含め45名) 「コロナ禍で、家計が困窮している為、三重県教育委員会から、返済不要の奨学給付金の支給を受けている生徒を当奨学財団の給付対象とする」との奨学生の決定は、この 2月に開催された、奨学財団設立時の評議員、理事、監事の懇談会の席で、大多数の賛同を得たことから、懇談会は、奨学生選考の決定機関ではないものの、その意図を尊重することとした。コロナ禍が、ワクチン接種の普及や、緊急事態宣言などで、何れ収まることを考え、その折には、三重県から返済不要の奨学給付金の支給を受けている生徒も少なくなることを考慮して、奨学金支給対象の選考基準を新たに設けることとしたい。 この新たな選考基準は、今後の課題であるが、奨学生を選考するに当たり、家計収入を優先するのか、成績を優先するのかなど課題は多い、と考えている。
 当面のコロナ禍の下では、寄付者の御意向も尊重しつつ、家計困窮の生徒を対象とすることとしている。 3,000万円は、多額であるが、何れ奨学金として、消費し尽されることは明らかで、奨学財団の継続期間の延長の為の更なる寄付を募りたいと考えている。千万円規模の多額の寄付でなくとも、一 口1万円の寄付でも1,000口の寄付が集まるなら、1,000万円となることから、多くの同窓生からの寄付を期待しているところであります。 如何に学習意欲があり、成績が優勝な生徒でも、家計困窮の為に就学が困難になることがあるなら、それらの生徒を救うのは、同じ学び舎で学んだ同窓生の勤めではないだろうか。

 

財団の概要

名称

 一般財団法人県立桑名高等学校同窓会奨学財団

設立年月日

 令和3年4月5日

住所

 三重県桑名市に置く

目的

 この法人は、三重県立桑名高等学校の在校生及び卒業生で、学習意欲がありながら、経済的な理由により就学が困難である生徒に対し、勉学に必要な資金の一部を給付(返済不要)し、安心して勉学に励めるよう奨学金給付事業を行い、もって青少年の健全な育成に寄与することを目的とする。

事業

 この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
 (1)奨学金の給付
 (2)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
   事業は、三重県において行うものとする。

基本財産

 300万円 

設立者

 伊藤 隆彦

奨学財団事務局

 〒511-0811 桑名市大字東方1795番地
 ※E-mailでのご連絡は、こちらから>

財団組織図

(一財)県立桑名高等学校同窓会奨学財団 組織図
(2024(令和6)年5月18日 現在)

情報公開

定款

役員・選考委員名簿

個人情報保護基本方針